絆ブログ
お通夜・ご葬儀の様子 2020年07月03日(金)
「ありがとう」ご家族に温かく見送られて
開催地:
夏の日差しが日ごとに眩しくなってまいりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。平安会館の森島でございます。
先日、稲沢斎場にてお手伝いさせていただきましたご葬儀の紹介をいたします。
残念ながらご参列が叶わなかったお方様には少しでもお式の様子を感じていただき、ご家族様にも、二日間のお式をゆっくり振り返っていただける、そんなきっかけになりましたら幸いでございます。
祭壇のお写真でございます。
ご遺影に使わせていただいたお写真は、お母様が旅行をされたときの船の中での一枚で、生前から「この写真を遺影にする」とご自身でお決めになっていたそうです。
お気に入りのお洋服をお召しになり、笑顔がとっても素敵なお写真ですね。
ご遺影の背景には、海釣りがお好きということで、ご家族様に爽やかな青い海をお選びいただきました。
お通夜式の様子でございます。
写真右下に白く丸いものが写っているのをご覧いただけるでしょうか。
こちらは、お式のなかで「散華(さんげ)」といい、蓮の花びらに見立てた紙をお寺様が式場全体に撒かれたものでございます。この花びらには仏様が描かれていたり、「梵字(ぼんじ)」(魔除けなど様々な力をもつ文字)が記されたりしていました。
祭壇近くのお供え物でございます。
写真右上にあるのは、真珠のアクセサリー。お母様が息子様の結婚式でつけようとご用意されていましたが、お式の前に体調を崩され、つけることができなかった物だと伺いました。長女様はこの中のイヤリングを、お通夜ご葬儀のあいだ身に付けていらっしゃいました。
そのすぐ手前には、お連れ合い様手作りの、組み紐のキーホルダーがあります。飾りの玉の部分も丁寧に磨かれていて、手作りならではの温かみが伝わってきます。
たくさんの方から頂いた弔電、カゴから溢れるほどの折り鶴、そしてお通夜で撒かれた蓮の花びらの裏面には、一枚一枚お母様へのメッセージが書かれています。
私どもからは、お母様のお好きなイチジク、折り紙の藤の花、お柩に入れていただける素材で作った釣竿をお供えさせていただきました。これからはお好きな場所で、思う存分、海釣りを楽しんでいただけますように…。
ご葬儀式の様子です。
最後のお別れの儀でございます。
お花、折り鶴、お供え物などをお柩の中いっぱいに手向けていただき、
「ありがとう」「今まで本当にお疲れ様」…
ご家族様の温かな想いに包まれて、お母様もきっと喜んでいらっしゃることと思います。
お通夜ご葬儀と二日間、大変お疲れ様でございました。
お母様の名前に関するエピソードやお人柄など、たくさんのお話をお聞かせいただきながら、皆様のお母様への愛を感じ、私どもまで心が温かくなる、そんなお式でございました。
ご葬儀という場ではございましたが、お手伝いさせていただきましたご縁に深く感謝申しあげます。
ご心配なことがありましたら、いつでも平安会館にご連絡ください。
お忙しい日が続くかと存じますが、どうかご無理だけはなさいませんよう、皆様お身体ご自愛くださいませ。
平安会館 稲沢斎場 森島 愛
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