絆ブログ

お通夜・ご葬儀の様子 2017年02月04日(土)

その思いが届きますように

開催地:

平安会館の寺澤と申します。まだまだ吹く風が冷たく、春の陽気が待ち遠しい頃、いかがお過ごしでしょうか?

1月の下旬にお手伝いさせていただいた、ご葬儀の様子を紹介させて頂きます。

お亡くなりになられた方は、これまで仕事一筋に働いてこられた行年81歳の男性で、喪主は奥様が務められました。喪主様には故人様との思い出をたくさん聞かせていただきました。仕事熱心に働きご家族を支えてきたこと、晩年は趣味でゴルフを楽しまれたこと、亡くなる1ヶ月前がお誕生日の月でウナギを食べに行ったこと、話される一言一言に故人様への深い思いが伝わってまいりました。

祭壇のお写真です。

祭壇を見られた喪主様や娘様が「素敵な祭壇。これなら家族だけでも、淋しくならずにお父さんを送ってあげられる」と仰っていました。お湯灌、ご納棺の儀の際も故人様のお顔を見ながら「とても穏やかな顔になって良かった」と仰っていました。亡くなられた故人様への深い思いを感じ、またその思いに応えた祭壇でお送りできたこと、故人様がとても穏やかな表情をされていることに私達も心が温かくなりました。

思い出の品をお近くに・・・という事で、会館にお持ちいただきました。思い出の品や、ご親族様が心を込めて折った折り紙を祭壇の近くに飾らせていただきました。

思い出の品には、ご夫婦で仲良く写ってられる写真や、ご生前に読まれていた本、ご趣味だったゴルフでは過去にホールインワンを達成されたそうで、記念の証書もありました。

私たちも何か思い出に残るお手伝いができればと、フェルトで作ったミニチュアのグリーンをご用意し、証書の近くに飾り、最後のお別れの際にご家族様から棺に入れていただきました。

また、ご生前は甘いものがお好きだったと聞き、もうすぐバレンタインデーなのでチョコレートをご用意し、奥様と娘様の手でお棺に入れていただきました。

「チョコレートが大好きだったから喜ぶと思う」と言っていただけました。

お二人の思いが故人様へと届きますようにお念じ申し上げます。

ご遺族、ご親族の皆様方におかれましては大変お疲れ様でございました。ご家族皆様のお気持ちのこもった温かなご葬儀をお手伝いさせていただいた事に感謝申し上げます。

喪主様におかれましては、ブログが公開されたらお孫様と一緒に見られるとお話ししていましたので、こちらをご覧になった際にあの時の皆様の温かなお気持ちを思い出していただければ幸いに存じます。

まだまだ、寒い日が続きますがご自愛くださいませ。

平安会館 犬山斎場

館長 寺澤 美穂

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